妹さえいればいい。
今日は今年の秋にアニメ化する『妹さえいればいい。』(ガガガ文庫)について。
こちらが1巻の表紙。キャラクターがみんな可愛い。
(著者は、『僕は友達が少ない』の平坂読 先生ですが、私はそちらを読んだことが無い ので特に一貫した作風などについてはよく分かりません。どっちも読んでるよーという 方は教えて下さると嬉しいです。)
昨日までは『ラノベのプロ!』について書いていたので、前々から読んでいたこちらについても書こうと思いました。今日はシリーズ全体についてですが、そのうち個別の巻の感想も書くかもです。
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『妹さえいればいい。』の主人公は、そこそこ売れっ子のラノベ作家・羽島伊月。
ラノベ業界に関する知識もそれなりに出てはきますが、メインとしては青春ラブコメ。
主人公の家には、仕事に関係があったりなかったりする様々な仲間達が集います。
ある日は大学時代の唯一の友人である、女子大生の白川京が。
またある日は作家仲間の可児那由多や不破春斗が。
他にも義理の弟である羽島千尋、イラストレーターの恵那刹那など、多くのキャラクターが影響しあい、人間関係を発展させていきます。
どのキャラクターも非常に個性豊かに描かれ、魅力に溢れています。
主人公である伊月は、極度の妹萌えに隠れた芯の強さと純情を持っていて。
リア充女子大生の京は、若くして活躍する作家達と自分を比べて苦悩しつつも、まっすぐな心と深い優しさを持っていて。
天才作家の那由多は、伊月への純粋な愛を隠そうともせずに持っていて。
同期でイケメン作家の春斗は、ライバルでもある作家仲間達の才能を羨みつつも、作品へのこだわりと野心を持っていて。
キャラクター全員に共通するのは、誰しも"熱"を持って日々を過ごしているということ。生き生きとし人間味のあるキャラクター達に触れていると、読んでいて気分が高まり、どのキャラのこともどんどん好きになっていきます。
笑って楽しめる日常パート、熱く盛り上がる創作パート、そして甘く切ない恋愛パートという様々な側面が互いの魅力を引き立て合う『妹さえいればいい。』。同時に色々な楽しみ方が出来る作品ですので、非常にオススメです。特にヒロイン達がメチャクチャ可愛い。
アニメが始まる前の予習として、ぜひぜひ読んでみてくださいね。