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ようこそ実力至上主義の教室へ 1巻の感想

今日はアニメが現在放送中の『ようこそ実力至上主義の教室へ

(MF文庫J)について。

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アニメ1話を見た方も多いかもしれません。

私もその1人ですが、原作をしばらく前に読んでいたのでこれを機に感想を書いてみようと思います。

原作1巻のあらすじに書いてある以上のネタバレは含まないように気をつけます

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タイトル通り舞台は学校(高校)ですが、この高校が普通ではありません。

まずは全寮制で、外部との連絡が禁じられていること。もちろん不自由が無いように、敷地内には様々な施設が存在し、もはや小さな街というイメージです。

次に学校から毎月、現金の代わりとして使えるポイントが無償で提供されること。実際、入学時から10万ポイント(1ポイント=1円)が与えられています。

さらに魅力的なのは希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという政府公認の教育機関であること。生徒達からしてみれば毎月大金を使え、将来も明るいというまさに楽園のような学校というわけです。

 

もちろんこれだけでは物語になりようがありません。タイトルも意味不明だし。

入学から一ヵ月経ちようやく知ることになる、この学校最大の特徴は徹底した実力主義

具体的には、生徒達はA~Dまでの4クラスで格付けされています。クラスの評価によって毎月貰えるポイントは変動し、先ほど書いたような希望する進学、就職先への保証をされるのはAクラスの生徒のみ。最初にどのクラスに進学するかは入試や書類で決定されているようです。

 

舞台説明が長くなりましたが、主人公は春からこの学校の1年生となり、Dクラスへと配属された綾小路 清隆。彼は普通の高校生っぽい青春に憧れこそあるものの、友達作りが苦手な感じの主人公。社会に対して穿った見方をしている面もあると思います。

彼は入学式当日の朝、同じバスに乗り合わせた堀北 鈴音と知り合います。彼女もまたDクラスの生徒。非常に成績優秀な美人ですが、性格はかなりキツめ。

他にもDクラスには、性格も見た目も良く皆から好かれている櫛田 桔梗や、スポーツ万能だが成績と素行の悪い須藤、とことん唯我独尊な高円寺など、個性豊かな生徒達がたくさん。

Aクラスを目指すことを決意した鈴音。それに主人公が巻き込まれていくことで、ストーリーが展開していきます。クラス全体の評価を上げるための取り組みに主人公が協力していくわけですが、その過程でまだまだ謎に包まれているシステムや、そもそも本当の実力とは何なのかについて考えていくことになります。

1巻の段階ではそこまで大きく話が動くわけではありませんが、主人公や鈴音、そして桔梗は裏に何かを抱えていそうな感じがビンビンします。文体としてはライトノベルよりノベルゲームっぽい感じがして、登場人物の変化や動きもけっこうあっさりと描写されています。

正直なところ、作風としては個人的にはあまり好きじゃないのですが、今後の展開がどうなっていくのかという部分には非常に興味をそそられます。今は2巻までしか買ってないので、アニメを見てから続きを読むか考えようと思います。